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東京 タクシー

taxi01.gif

お日様が少しづつ登ってくると、
東京の街は、薄い水色のベールに包まれます。
空気が透きとおってみえます。
タクシーの窓を開けて、おでこに風をあてると
脳みそがヒートダウンして心地良いです。

- - - - - - - -


先日テレビで、クリスマス間近のN.Y.の街の映像が流れていました。
茶色いビルが赤く光るリボンで素敵に飾られていて、
人々も通りもデパートもレストランもぜーんぶクリスマス色に染められていました。

仕事で新橋や田町界隈にはよく出かけるのだけど、
ビルの立ち並ぶオフィス街なので
イルミネーションはちいとも見ることができません。
渋谷や新宿なら、街路樹にたくさんの明かりが飾られていたり、
大きなツリーがお目見えしていたりするので
「きれいだな~」と、しばらく足をとめて眺めたりできるんだけれど。

でも、大きなビルはたいてい終日電気がついているので、
それはそれでとても綺麗です。
都会って感じがします。

* * *

先日、仕事が深夜に終わったのでタクシーに乗って帰りました。
私はタクシーを利用するときは個人タクシーを選ぶようにしています。
なぜかというと、個人タクシーは大体がイイ車を使っているからです。
車酔いする私にとっては、車のあの「振動」は天敵です。

タクシーを何度も利用してだんだん慣れてくると、
後部座席からひょこっと顔を前に出して座ってしまうので、
運転手さんは「なんだ、変な客だなぁ。」と眉をひそめているかもしれません。

でも、大概は一言ニ言話す内に打ち解けて、
「今日はこんな時間まで仕事だったの?」
「タクシー代は会社から出るの?」と色々な質問をされます。
それからも少し打ち解けていくと、だいたいは運転手さんの個人的な話になります。

「こないだやっと離婚した奥さんに慰謝料払い終わったよ。」
と言っていた運転手さんは、 おつき合いしている彼女がいるそうで、
その彼女と結婚したいと言っていました。

江戸っ子風に話す元気な運転手は、
「家の息子(せがれ)がこの間突然、写真を勉強したいって言いいだしてさ、
オレは食費だけは出してやるから、
後は自分でがんばってみろ、と言ったんだよ。」
と遠くに息子さんの姿を見るように呟いていました。

ある中年の運転手さんは、新車を買って3日目だったそうで、
自分から「この車ね…」と始まり、家に着くまで
ずっと買った車のいいところ(特にタイヤの話)をしてくれました。

最近乗ったタクシーには、
支払いのお金を置くトレーの上に綺麗な落ち葉が一枚置かれていました。
「綺麗ですね。」と言うと、
「休憩時間にいつも行く公園に行って拾ってきたんです。
孫にあげようと思って。
公園の落ち葉掃除のおばさんが片付ける前に急いで取ってきました。」
と言っていました。

こんな風に会話します。

中には横柄な態度を取る運転手さんもいるそうですが、
私はまだ会ったことがありません。
そういう人と近くにいると、きっと嫌な気分になると思うのですが、
そういう運転手さんに会うのも少し楽しみでもあります。

色々な運転手さんと話をしていると、
様々な人生を垣間見ている感じがします。
短編小説を読んでいる様です。



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